倶舎論註ウパーイカーの研究 訳註篇 上

倶舎論註ウパーイカーの研究 訳註篇 上

倶舎論註ウパーイカーの研究 訳註篇 上

本庄良文

A5判
496頁
税込 12,960円
本体12,000円
978-4-8043-0589-9
2014.05

有部系阿含の宝庫、世界初の全訳!!
『倶舎論』理解のためには阿含の知識が不可欠と考え、にもかかわらず阿含の記憶が薄れていく時代状況を憂えたネパール出身の僧、シャマタデーヴァにより編纂されたのが、チベット訳のみで伝わる『倶舎論註ウパーイカー』である。
本書は、その平易な現代語訳と、緻密な訳註、先行研究での資料比定を網羅した補説、さらに対応する現存の経・律・論を精査した成果を盛り込んだ待望の研究。『ウパーイカー』には、今は失われた有部系阿含の経文が豊富に保存されており、その全貌を浮き彫りにした本書は、インドにおける初期仏教からアビダルマ仏教への発展過程を解明するための重要な試金石となる。

【総目次】
〈上巻〉
 文献および略号表
序 論
 第一章 研究の経緯
  第一節 全訳までの過程/第二節 資料比定と訳註の全体/第三節 引用文献ごとの
  紹介論文
 第二章 引用文献の概説
  第一節 経蔵(阿含経典)/第二節 律蔵/第三節 論蔵および『大毘婆沙論』/
  第四節 大乗仏典その他
 第三章 訳註篇の構成および解説
第1章 界 品
第2章 根 品
第3章 世 品

〈下巻〉
 文献および略号表
第4章 業 品
第5章 随眠品
第6章 賢聖品
第7章 智 品
第8章 定 品
第9章 破我品
 参考文献一覧/あとがき/索引