門無き門より入れ

門無き門より入れ

門無き門より入れ ―精読『無門関』

山田史生

四六判
296頁
税込2,484円
本体2,300円
978-4-8043-3068-6
2008.07


 従来、「ちぐはぐで分りにくい問答」(『広辞苑』)、「何をいっているのかわからない難解な問答。話のかみ合わない珍妙な問答」(『大辞林』)の代名詞とされてきた禅問答。
  「禅とはそういうものだ」と無理に納得し、あるいは半ばあきらめていた読者に吉報!
 本書は、気鋭の中国哲学者が、伝統的な約束事にとらわれず、名だたる禅の公案集の文面とひたすら向き合い、五感と想像力を最大限はたらかせて読み解いた、納得すること請け合いの禅入門書です。
 そこに描きだされた禅僧たちの生き生きとした思考と行動は、楽しく読みながら、あなたの人生に大いなる示唆を与えてくれるでしょう。

【内容目次】
( 1 )犬に仏性はあるか  ( 2 )キツネ憑きも風流  ( 3 )いつも指を立てる
( 4 )達摩にヒゲはない   ( 5 )木登りの最中には  ( 6 )花で伝わるものは
( 7 )鉢を洗っておいで   ( 8 )車を壊せばわかる  ( 9 )坐っても悟らない
(10)勘違いの貧乏自慢  (11)可と不可との違い  (12)キツネの独り相撲
(13)ボケ老人の正体は   (14)あえてネコを斬る   (15)六十棒を喰らわす
(16)目で音を聴くべし    (17)バカの一つ覚えか  (18)目の前に麻が三斤
(19)平常心が道である   (20)力量の無駄づかい  (21)カチカチのうんこ
(22)説教はおしまいだ   (23)善もなく悪もない   (24)言葉を遠く離れて
(25)説法はむつかしい   (26)スダレを巻く坊主   (27)とうとう無一物に
(28)名にし負う大先生   (29)風でも旗でもない   (30)心こそが仏である
(31)バアさんを見破る   (32)ただ黙っていても   (33)心でも仏でもない
(34)知恵は道ではない   (35)魂とそのヌケガラ   (36)悟ったひとに逢う
(37)庭先のカシワの木   (38)残っているシッポ   (39)パクリの種明かし
(40)水差しを蹴飛ばす   (41)こころを安んじる    (42)女人を呼び覚ます
(43)シッペイの呼び方   (44)道具を意識すると   (45)赤の他人ってだれ
(46)竿の先っちょから    (47)三つの無理難題が  (48)たった一筋の道を