『法華玄義』を読む

『法華玄義』を読む

『法華玄義』を読む 天台思想入門

菅野博史

四六判
416頁
税込5,400円
本体5,000円
978-4-8043-3075-4
2013.04

天台の『法華玄義』は、中国・日本で、仏教を理解するために最も広く深く読み継がれた典籍の一つ。特に、天台宗が依拠し、日蓮教学の基礎理論を提供した重要な書物。①「妙法蓮華経」という経題は何を意味するのか、②教えの根拠となる真理とは何か、③釈尊の修行の因と修行によって得られた仏としての果とは何か、④衆生の疑いを断ち、信を生じさせる救済の働きとは何か、⑤釈尊の説法全体の中でどのような位置を占めるのか、という五つの視点から『法華経』という経典を総合的に解明した。

[目次]
序章 『法華玄義』とは何か
 第一節 中国法華思想史における『法華玄義』の位置づけ
 第二節 『法華玄義』の全体的な性格
第一章 智顗の生涯と「妙法蓮華経」の略釈
 第一節 天台の十徳と智顗の生涯
 第二節 「妙法蓮華経」の略釈
第二章 七番共解(五重玄義の総論)
 第一節 七番共解とは何か
 第二節 ①標章(五重玄義の簡潔な定義)
 第三節 ②引証~⑥観心
 第四節 ⑦会異(四悉檀についての基礎理論)
第三章 五重各説1(五重玄義の各論)
 第一節 釈名の基本方針と「妙法」解釈についての旧説
 第二節 「法」の解釈
第四章 五重各説2(五重玄義の各論)
 第一節 相待妙・絶待妙
 第二節 迹門の十妙
 第三節 本門の十妙
第五章 五重各説3(五重玄義の各論)
 第一節 「蓮華」の解釈
 第二節 「経」の解釈
第六章 五重各説4(五重玄義の各論)
 第一節 顕体(辨体)の構成
 第二節 明宗の構成
 第三節 論用の構成
 第四節 判教の構成
 第五節 灌頂の私記