倶舎論の原典研究 随眠品

倶舎論の原典研究 随眠品

倶舎論の原典研究 随眠品

小谷信千代 ・本庄良文

A5判
352頁
税込8,100円
本体7,500円
978-4-8043-0570-7
2007.10

倶舎論研究の新たな成果!
倶舎論第五章(随眠品)は、仏教において最も本質的な課題である、煩悩についての解説を行っている。本書では、随眠品の本論と称友疏について、サンスクリットテキストからの和訳を合本とする。翻訳に当たっては、真諦訳・玄奘訳やチベット訳をはじめ、多種の対照資料の検討によって厳密を期し、その成果を詳細な語句注や校訂注として示す。また、巻末にはテキストの原文訂正案を提示する。

目次
序 説  第五章総説/九十八随眠/随眠の分類的考察/経に説かれるさまざまな煩悩説/悩の断滅

随眠の解説(倶舎論第五章)
 1 九十八随眠とは何か  (1)随眠のはたらきと六随眠/(2)七随眠/(3)十随眠/(4)九十八随眠/(5)随眠と見修断/(6)五見/(7)戒禁取が見集所断でない理由/(8)四顛倒/(9)特に慢について

  2 九十八随眠の分類的考察  (1)遍行・非遍行/(2)有漏縁・無漏縁/(3)二種随増/(4)不善か無記か/(5)根・非根/(6)傍論 世尊の無記

  3 根本随眠余論  (1)随眠の繋/(2)三世実有説/(3)事の断と繋の断との関係/(4)随眠の随増/(5)随眠を伴う心/(6)十随眠が起こる順序/(7)煩悩が起こる原因

  4 経にみえる諸煩悩  (1)漏・暴流・軛・取の総説/(2)漏/(3)暴流・軛/(4)取/(5)随眠・漏・暴流・軛・取の語義解釈/(6)結等の五種総説/(7)結/(8)五下分結/(9)五上分結/(10)縛/(11)随煩悩総説/(12)纒/(13)煩悩垢/(14)随煩悩の分類的考察/(15)五蓋

  5 煩悩の断滅  (1)煩悩の滅と断惑の四因/(2)四種の対治道/(3)煩悩は何から断ぜられるか/(4)四種の遠さ/(5)惑の再断と離繋の重得/(6)九遍知/(7)六対果/(8)遍知の設定/(9)だれがいくばくの遍知を具有するか/(10)遍知の得捨

原文訂正表